ケーブルモデム（フジクラ製 FCM-140U）の取り扱い説明

1. はじめに

フジクラ製 FCM-140U ケーブルモデムは、ケーブルテレビネットワーク上でインターネットをするのに必要な機器です。

2. 各部の名称と説明

前面パネル	【1】 POWERランプ	電源投入時緑色に点灯します。電源が入っていない時、ランプは消灯します。
	【2】 RCVランプ	初期化中に緑色に点滅し初期化が完了すると緑色に点灯します。
	【3】 SNDランプ	初期化中に緑色に点滅し初期化が完了すると緑色に点灯します。データを送信している時は緑色ですばやく点滅します。
	【4】 PCランプ	通信できる状態だと緑色に点滅します。さらに、パソコンとケーブルモデム間のイーサネットリンクが正常な時、緑色に点灯します。
	【5】 MSGランプ	現在使用しておりません。
	【6】スタンバイスイッチ	外部の侵入からパソコンを保護します。このスイッチを押すとランプが全て消灯し、FCM-140Uとパソコンとの接続を切断します。ただし、弊社との接続は保たれています。もう一度押すとランプが点灯し、パソコンとの接続が再開します。

背面パネル	【7】電源入力端子	電源アダプタを通じて電源が供給される端子です。
	【8】 Ethernetポート	このポートは10/100Mbpsの速度を提供するイーサネットポートです。パソコンのネットワークインターフェイスカード(NIC)と接続されます。
	【9】 Cableコネクタ	同軸ケーブルを接続するコネクタです。

3. 設置及び接続方法について

ケーブルモデムの設置については、本体の放熱穴を塞ぐことのないよう、十分な放熱空間を確保して下さい。また、横置き、縦置きが可能です。
CABLE INに同軸ケーブルが接続されているのを確認してください。（本作業は工事担当者が行います。）
パソコンのLANアダプタとケーブルモデムのLANポートをLANケーブルで接続します。
ACアダプタを電源コンセントに接続してから、ケーブルモデムのPOWER（電源ポート）にDCソケットに差し込みます。
ケーブルモデムは電源がを入ると自動的に初期化を始めます。
もし、30分経ってもケーブルモデムのPOWER、CABLEのランプが点灯、PCランプ・DATAランプが点灯もしくは点滅していなければ何らかの問題があります。（下記、トラブルシューティングを参照して下さい。）

＜注意＞　先に電源コードをモデム背面のDCソケットに接続し、次にACアダプタを電源コンセントに差し込みますと、保護回路が作動して電源が入らない場合があります。
万一、保護回路が作動した場合は、ACアダプタを電源コンセントに差したまま、モデム背面に接続された電源コードを一度抜いて、約20秒してから再度差し込んで下さい。
電源は復旧します。

4. トラブルシューティング

ケーブルモデムが“故障かな？”と思えても、調べてみると故障でないこともあります。

修理をご依頼になる前に、ランプの状態をチェックすることでケーブルモデムの状態を確認することができます。

ランプの状態	ランプ表示	状況
すべてのランプが消灯している		電源が供給されていません。ACアダプタが差し込まれているか確して下さい。また、スタンバイスイッチを押してランプが点灯するか確認して下さい。必ず専用のACアダプタを使用して下さい。故障の原因となります。
RCVランプが点滅し続けている		認証に失敗している可能性があります。リセット（電源の入れ直し）を行っても改善しない場合は弊社までご連絡下さい。
PCランプが点滅している		LANケーブルが正しく接続されていません。または、パソコンやルータの電源が入っていないか正しく動作していない可能性があります。
MSG以外のすべてのランプが点灯している		インターネットに接続できる準備ができています。パソコンからインターネットの接続を確認して下さい。