TOMIOKAHACHIMANGU REITAISAI
FUKAGAWA HACHIMAN MATSURI
2017年8月13日(日)各町神輿連合渡御の神輿位置をリアルタイムで表示します!
※赤線の吹き出しの時間は、到着(通過)予定時刻です。
富岡八幡宮前
13時21分 到着
富岡八幡宮前
16時13分 到着
2017年8月11日(金・祝) - 8月15日(火)
東京都江東区富岡 富岡八幡宮
2017年8月13日(日)7:00~16:00
地デジ10ch Channel Bay
2017年8月29日(火)・30日(水)・31日(木)
12:00・15:30・20:00
※七つの部会を1日3回に分けて放送予定
地デジ10ch Channel Bay
ケーブルテレビ:東京ベイネットワークで生放送
東京ベイネットワーク公式サイトはこちら
▲「Channel Bay」オリジナル
お祭りVRスコープをプレゼント!
1. 東京ベイネットワーク公式「深川八幡祭り生中継」TwitterまたはInstagramのアカウントをフォロー
2. 深川八幡祭りがテーマの写真や動画を撮る
3. ハッシュタグ「#おいでよ深川まつり」をつけて投稿!
4. 抽選で50名様に「Channel Bay」オリジナルお祭りVRスコープをプレゼント!
※ご当選された場合は、Twitterのダイレクトメッセージよりご連絡いたします。 ※御一人様何回でもご応募いただけます。
※応募要項・利用規約をご確認の上ご応募ください。
【応募締切】2017年8月31日(木)迄
応募期間 | 2017年7月14日(金)~2017年8月31日(木) |
---|---|
プレゼント内容 | 抽選で50名様に「Channel Bayオリジナル おいでよ深川まつりVRスコープ」をプレゼント |
応募資格 | 利用規約に同意していただいた方 |
応募方法 | Instagram 1:東京ベイネットワーク公式「深川八幡祭り生中継」Instagramアカウント「 baynet_fkgwmtr(以下、公式アカウント)」を検索してフォロー。 2:深川八幡祭りがテーマの写真や動画を撮る。 3:ハッシュタグ「#おいでよ深川まつり」をつけて、Instagramに投稿。 4:ご当選の方に当選通知がInstagramダイレクト(Instagramのダイレクト投稿機能)で届きます。 *お一人様何回でもご応募いただけます。 Twitter |
当選発表 | 応募締め切り後、厳選な抽選の上、当選者を決定いたします。 当選はお1人様1回とさせていただきます。 結果発表はご当選の方にTwitterダイレクトメッセージまたは、Instagramダイレクト(Instagramのダイレクト投稿機能)でご連絡いたしますので、公式アカウントを必ずフォローしていただきますようお願いいたします。 当選通知受信後、指定の期限までに、ご連絡先、賞品お届け先等、必要事項を指定の方法でご連絡ください。ご連絡が7日以内にない場合は当選を無効とさせていただきますのでご注意ください。 賞品の発送は日本国内に限らせていただきます。 *お使いの端末のTwitterとInstagramの通知設定(プッシュ通知)をオンにして下さい。 *投稿の非公開設定をONにされている方は、参加対象外になりますのでご注意下さい。 |
東京ベイネットワーク株式会社がInstagramとTwitterを活用して実施する「おいでよ深川まつりキャンペーン」(以下、「本キャンペーン」といいます。)に応募の方(以下、「応募者」といいます。)は、以下をよくお読みいただき、同意の上応募してください。 本キャンペーンにハッシュタグ“#おいでよ深川まつり”を付けて応募された場合には、本規約に同意したものとみなします。万が一同意いただけない場合は応募を中止してください。
本キャンペーンへの応募に際し、以下の行為を禁止します。
東京ベイネットワーク株式会社は、本キャンペーンの応募により応募者に生じた一切のトラブル・損害(直接・間接を問いません)等について、如何なる責任も負いません。
東京ベイネットワーク株式会社は、本キャンペーンについて(全部または一部)、応募者に事前に通知することなく変更または中止することがあります。なお、必要と判断した場合には、応募者への予告無く本規約を変更できるほか、本キャンペーンの適正な運用を確保するために必要な措置をとることができます。
本キャンペーンの応募にかかるインターネット接続料および通信費は応募者のご負担となります。
ご記入、または送信いただいた個人情報は東京ベイネットワーク株式会社が当選者への賞品の発送、本件に関する諸連絡に利用するほか、商品やサービスの参考とするために個人を特定しない統計情報の形で利用させていただきます。
お客様の個人情報は東京ベイネットワーク株式会社が管理します。お客様の個人情報をお客様の同意なしに業務委託先以外の第三者に開示・提供することはありません。(法令等により開示を求められた場合を除く)
詳しくは東京ベイネットワーク株式会社ホームページにて、
『個人情報の取り扱いについて』をご確認ください。
富岡八幡宮は寛永4年(1627)、初代別当長盛法印が霊夢に感じ、八幡様の御神像をお祀りしたのが始まりと伝えられています。その頃の深川は隅田川河口の海辺の村落といったところでしたが、やがて周辺の埋め立てが進んで門前町が形成され、一方では深浜の漁師町、木場の木材商、佐賀町の倉庫地帯、新川の酒問屋街などの発達により、江戸の暮らしを支える拠点としても発展、繁栄をみるようになります。
富岡八幡宮の祭礼は深川八幡祭りとも称され、寛永19年(1642)に将軍家光の長男(のちの家綱)の世嗣祝賀を執りおこなったのが始まりとされています。日枝神社の山王祭、神田神社の神田祭りと並んで江戸三大祭りのひとつに数えられ「神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」とも謳われるほどのその神輿ぶりが有名です。特に下町風の勇み肌「わっしょい、わっしょい」の掛け声と沿道の人々からは清めの水が威勢よく浴びせられ「水かけまつり」とも親しまれています。殊に3年に1度の本祭りに氏子各町50数基の大神輿が勢揃いしておこなう連合渡御は圧巻です。
富岡八幡宮には紀伊国屋文左衛門が奉納した三基の御本社神輿があり深川の誇りでしたが、大正12年の関東大震災で惜しくも焼失してしまいました。その後昭和5年に製作されたのが御鳳輦で、現在でも本祭りの年に氏子各町を渡御し氏子の皆様の温かい出迎えを受けています。また御本社神輿に関しては平成になって復活が果たされ、平成3年には一の宮神輿、平成9年には二の宮神輿が製作されました。特に一の宮神輿は台輪幅五尺(1.5メートル)、高さは4メートルを優に超え重量は4.5トンと名実ともに千貫神輿です。
富岡八幡宮は大火、地震、空襲とたび重なる災害を乗り越え復興してきました。戦後初の本祭りである昭和23年には、佐賀町の神輿が早朝二重橋前に渡御し皇居を拝して深川の復興状況を奏上しています。それから60余年、富岡八幡宮は江戸以来の変わらぬ信仰と、伝統秩序に則った誇るべき祭礼をいまに伝えています。
VRスコープをお持ちでない場合でも、スマートフォンやパソコンのブラウザでVRコンテンツを視聴することができます。
ただし、その場合は3Dではない360°動画として表示されます。
①スマホにYouTubeアプリをインストールします。
②特設サイト(本サイト)へ移動し、VR動画を選択します。
③新しく開かれたページにて再度VR動画画像をタップするとYouTubeアプリが起動します。
④動画が再生されたら画面右下にあるVRスコープマークをタップします。
⑤画面が2分割されたらVRスコープにスマホをセットします。
⑥スコープを覗いて、VRをお楽しみください。
※動画の再生はYouTubeアプリを使用してください。
(Android端末の場合は動画選択後にアプリケーションの選択画面が出ます。デフォルトアプリが設定されていてYouTubeアプリが起動しない場合は設定を解除してください。)
※YouTubeは、携帯電話のネットワークでご利用の場合、低画質で再生される場合があります。
スマホ画面右上の設定より画質を手動で設定するか、Wi-Fi等の通信環境でご利用いただくと高画質でお楽しみいただけます。
※視覚などへ悪影響を及ぼす可能性があるため13歳以下の方は、ご利用できません。
※気分が悪くなった時は使用をただちに中止してください。
※VRスコープはダンボール製のため引火の恐れがあります。火のそばに置かないようにしてください。
※スマートフォンの落下にご注意ください。
※歩きながらの視聴はしないでください。
※レンズで直射日光を覗かないでください。
※レンズの集光により発火する可能性があります。ご注意ください。
※VRスコープはダンボール製のため肌に触れると皮脂が染み込む事があります。
※ご使用後の破損などは返品、補償いたしかねます。
8月11日(金)
13:30 | 歌謡/りんともシスターズ |
---|---|
16:00 | 第22回富岡八幡宮太鼓の宴 |
8月12日(土)
8:00 | 神幸祭(16時頃御着輦) |
---|---|
16:30 | 空手道/偶成会 藤本道場 |
18:00 | 少林寺拳法/深川道院 |
19:30 | 太鼓と舞/深川祭人 |
8月13日(日)
7:30 | 各町神輿連合渡御(13時~15時頃到着) |
---|---|
13:00 | 琴・三味線演奏/生田流牡丹会 |
15:30 | 大正琴/絃容会 |
16:00 | 日本舞踊/長唄桜流 桜富寿佐 |
17:30 | ジャズ演奏/ザ・ドリーム・スクエア・ジャズ・オーケストラ |
19:00 | 葵太鼓 |
8月14日(月)
14:00 | 崇敬会員参拝 |
---|---|
15:00 | 舞楽/多度雅楽会 |
16:30 | 能舞台/深川能舞台 |
18:30 | おどり/細川民族舞踊研究会 |
8月15日(火)
11:00 | 例祭祭典 |
---|---|
14:30 | 三代目コロムビアローズ |
17:30 | 琴/博音会 |
18:00 | お茶席/江東区茶華道会 |
20:00 | ガムラン演奏と舞踊/深川バロン倶楽部 |
※パッケージ画像はイメージです。
3年に1度、大迫力の連合渡御の様子をダイジェストでお届け。
出発から永代橋、そして門前仲町、富岡八幡宮前、選りすぐりの映像を収録します。
収録時間 45分(予定)
ケーブルテレビ:東京ベイネットワークで生放送
2017年8月13日(日)7:00~16:00
地デジ10ch Channel Bay
富岡八幡宮例大祭 各町神輿連合渡御の様子を生放送。
富岡八幡宮を出発する勇壮な53基の神輿担ぎの様子を余すところなくお届けいたします。
番組では、お祭りに賭ける熱い想いを事前取材。
深川の熱い夏をご自宅でも、是非ご覧ください。
スタジオ
リポーター
神輿総代連合会 第一部会 幹事長
山﨑隆夫さん
(一部会:富岡一丁目・二丁目、門前仲町一丁目・二丁目、永代一丁目・二丁目北、二丁目南、福住町、佐賀町)
八幡宮のお膝元となる神輿総代連合会「一部会」の幹事長・山﨑隆夫さんは、「これぞ、江戸っ子」といったチャキチャキの中にお茶目をのぞかせる人。「富岡二は材木商、永代は魚がし行きなど昔からそれぞれ町の特徴が際立っているけれど、祭りは一致団結するね。会長・顧問・総代と上からビシッと縦割りで組織されてるよ」。事故なく、伝統を継承するために、きちっとした統率を取らなくてはならない。「毎年7月の初めの土曜日には、『浴衣合わせ』って呼んでる一部会内の睦会主催懇親会があるんだよ。みんな揃いの浴衣着てね。だいたい170人くらい集まるかな。やっぱりみんな仲良く祭りを盛り上げよう、って結束が強くなるんだよ」。この繋がりがあるからこそ、先人が築いた伝統をきちっと受け継ぐことができるのだろう。
現在、幹事長を務める山﨑さん。主に運営側にまわることが多いが、やっぱり神輿への想いが血に流れているよう。「神輿を見るとゾクゾクして、『肩を入れたい』って疼くよ。もう何も考えずに担ぐね。でもその瞬間、自分がスターになった気がするんだよ」と目をキラキラ。「みんな『うちの神輿が一番、うちの祭りが一番』って思ってると思う。でもその気持ちでいいんだと思うよ。その気持ちが祭りの伝統をつないでいくと思うから」。これぞ祭りを愛する人。
神輿総代連合会 第二部会
副会長 山﨑 修さん(中央)
会長 三澤 清一さん(右)
幹事長 吉永 睦美さん(左)
(木場五・中木場・深川一・冬木・下木場・深川二北・深川二南)
木場・深川界隈の町内が集まる神輿総代連合会・二部会。取材先に現れた3人の幹部はいずれも二部会に誇りを持ち、みな、おしゃべりが大好き。「毎月12日に定例で集まっているし、年に3回は食事会も行いコミュニケーションを深めているよ。各町会、青年部や若手が中心となった睦会もしっかり組織されているし、横の繋がりも強いと思うね」と口々に教えてくれる。お楽しみの年3回(本祭りの年は2回)行われるゴルフコンペは、もう10年以上の歴史だとか。楽しそうに部会を語る様子からも仲の良さをうかがい知れる。そんな「人と人との繋がり」が、今年40代の若い総代2名の誕生につながったのだろう。
現在、マンションが林立する「木場」。かつての町の名残は、神輿の担ぎ方に残っているという。「中木場(木場三)と下木場(木場二)はちょっとテンポが違う担ぎ方になるね。だから本祭り当日の朝、昔から担いでいる人に教えてもらって練習するんだよ」。これぞ脈々と受け継がれる伝統。
昨年10月に行われた神輿総代連合会幹事総代の会合にて抽選会が行われ、今年の連合渡御の順番が決定。二部会が1番を引き当てた。その後、二部会内でも抽選が行われ、「木場五」のお神輿が先頭に立つことが決まった。「町会内で報告したら、みんな拍手で迎えてくれたよ。運営側から見たら、時間の管理など、正直ちょっと大変だけど、栄誉なことだし、精一杯努めたいと思うよ」。本祭り、先陣を切って二部会のお神輿が永代通りを渡る。
神輿総代連合会 第三部会
会長 進藤 孝さん(左)
東陽二丁目
総代 内海幸男さん(右)
(東陽一、東陽二、東陽三、東陽四、東陽五、千石一、石島、扇橋)
東陽町を中心に四ツ目通り周辺の8町会から成る第三部会。会長の進藤孝さんは矢継ぎ早に答えが返ってくる生粋の下町っ子。二丁目町会のお話を一生懸命してくださる内海幸男さんとともに、「三部会は仲良しだよ」と微笑む。その昔は6町会で組織されていたという第三部会。「昔、色街だった洲崎がある東陽一丁目は、歴史があり、お神輿も深川唯一の六角形屋根だね。一方、東陽二丁目は工場跡地にマンションが建って、新住人が増えたことからお神輿を造って、1980(昭和55)年に初めて連合渡御に参加したんだよ。東陽四丁目は1986年(昭和61)年からの参加だね」。古くからある町と新しく成り立った町が融合し、結束する。これもお祭りがなせる技。
「本祭りでは、お神輿の巡幸の順番も昔からちゃんと決まっています」と、第三部会では「東陽が来たら、次の時は千石などの三町会から」と順繰りに担ぐ、と昔から決まっているそう。月1回8日には定例会、その後は役員会、毎年9月には熱海の旅館での懇親会、1月にはホテルイースト21で揃いの着物・半纏での新年会、そして2月の総会と、やはり1年を通して密に深くコミュニケーションをとっている。「毎回本祭りの時には部会で扇子を作るんだよ。名前入りでね、粋でしょ。今年は総代として初参加の人もいるし、伝統がちゃんと受け継がれていることがうれしいね」。
神輿総代連合会 第四部会
会長 富山 雅幸さん(右)
幹事長 青柳 泉さん(左)
(牡丹町一、牡丹二・三、古石場一西、古石場一東、古石場二、古石場琴平、越中島、深濱)
大横川から南を中心に構成される第四部会。「この周辺は海で、アサリやカキ、海苔なんかが採れる海の幸で栄えた場所だね。今でも河岸行きの人がいるしね」と教えてくれたのは会長の富山雅幸さんと幹事長の青柳泉さん。まるで幼なじみのように、二人そろってこの土地の歴史や思い出話を懐かしみながら話し、祭りが来る・神輿を担ぐことに対しては「もう理屈抜き、DNAに染み付いてるもの! 」と笑う。そして四部会についてうかがうと口をそろえて「平和的・民主的だよ」と語る。「会長や役員は必ず選挙で決めているんだよ。本祭りが終わったらね、だから三年ごと。みなさんの意見を聞いて物事を決めていく。威張るな! おごるな! が先輩からずっと教わってきたことかな」。総代が主催し、各町会の睦会のメンバーを招く懇親会など、若い力を育てることにも積極的。そんな努力の賜物か、今回新総代が6人加わり、全58人の総代で組織するという。
昨年の8月14日、四部会はお神輿6基を担いで宮入りを行い、今年の本祭りの成功を祈ったという。「今年、四部会はしんがり(一番後ろ)を務めることになったんだよ。うちはしんがりを務めることが多くてね。永代通りの規制解除の時間もあるから、時間調整には特別気を遣うね。四部会の中でも深濱が最後尾を務めるんだけど、大休止があんまり取れない、なんてこともあったよ。ま、うちはお宮からも近い地域だしね、一度も時間を過ぎたことはないよ」。先人が積み重ねてきた安全・安心、そして信頼。統制が取れているからこそ適う清い祭りのあり方。53基中で最も大きい深濱の神輿が、深川の夏のクライマックスを告げる。
神輿総代連合会 第五部会
会長 川名 茂夫さん(右)
幹事長 荒川 松雄さん(左)
(豊洲、枝川)
「辰巳と有明には神輿がなかった、ということもあるけど、私たちが子どもの頃は、豊洲、枝川、東雲の(神輿)3基で連合に出たこともあったんだよ」と、会長の川名茂夫さんと幹事長の荒川松雄さんは懐かしそうに振り返る。「三菱製鋼や日東紡なんかの社宅があったしね。石川島播磨重工(現IHI)や東京電力、東京ガスといった企業の工場などもあったから、人が大勢いて、担ぎ手に困るなんてことはなかったよ」。ウォーターフロントと呼ばれ、マンションが林立する臨海部の町内で構成される第五部会。特にここ十数年は、街の変化が目覚ましい地域と言えるだろう。
「(そういった)社宅なんかがなくなって、祭りは豊洲4丁目の住民や都営住宅の人たちが継承してきたんだよ」。祭りへの思いや意気込みは、街が変貌したとて変わりはしない。
定例会は隔月1回。枝川にある決まったそば店に集まり、膝を突き合わせて、みんなで食べて、飲んで、本音で語り合っている。 「総代は2町会で15人。まぁ、1町会みたいなもんだな。だから勢いがあって団結力もある。ほかのどの部会にも負けないくらい仲がいいと思うよ」と言う荒川さん。
新住人の多いエリアだからこそ、祭りを盛り上げるための努力も欠かさない。「1年ほど前から、団地の公園でお神輿を担ぐ練習をしててね。5月からは毎週日曜日にやるよ」。普段から祭りをイメージし、楽しむ。担いでみたいという人には積極的に体験してもらうという。先代から受け継いだ伝統を安全に、しっかりと次代にバトンタッチできるように。祭りへの意気込みに部会の大きさは関係ない。
神輿総代連合会 第六部会
会長 鷲田 信夫さん
(白河一、白河二、白河三、平野一、平野二、平野三、三好一、三好二、三好三・四、清澄二、清澄三)
近年、「コーヒーとアートの街」としてメディアにも多く取り上げられている清澄白河エリア。六部会はまさにそんな人気のエリアの町会で組織され、神輿総代連合会への参加は1953(昭和28)年と歴史がある。「ここは職人の街だったね。瓦屋やトタン屋、大工といった住宅に関連する生業の人たちが多かったよ」と会長の鷲田信夫さん。なんでも全七部会の中で一番エリアも広く、部会としても大所帯。66人の総代がお祭りに向かって会議を重ねているという。「最近は本当に人が多くなったよ。近くに130戸のマンションもできたしね。もともと100所帯が町会に入っていたけれど、今じゃ300所帯。とにかく人が増えたよ」。地場で生まれ育った人が中心とはいえ、若手も増えているそう。江戸から続く祭りは、平成の世でも着実に受け継がれている。
毎月第3日曜を迎えた次の火曜が、第六部会の総代会「六和会」の定例会議の日。鷲田さんが見せてくださったアジェンダーには、議題が細かく記されていた。「今年は(8月)13日が連合渡御だから、その前々日・11日に六部会からは3~4基のお神輿を宮入させる予定。そのために、深川警察さんとも打ち合わせをしなくちゃいけなくてね」と、どこかワクワクした様子。「睦のみんなは、渡御の当日は交通整理などの裏方仕事を任せるから、この時に担いでもらってね」とも。「うちは結束力が強い部会」と語られる理由は、そういった若手への配慮をきっちり行うところにも見て取れる。「やってはいけないことはやらない、が大前提。昔から少しずつ浸透してきた事柄だから、特別心配することもないよ。やっぱり総代が半纏をビシッときて統率する姿にみんな憧れるんじゃないかな。そういった誇りがちゃんと受け継がれていると思うよ」。かっこいい先輩がいる限り、深川の祭りは未来永劫続いていく。
神輿総代連合会 第七部会
会長 関 三喜雄さん(左)
幹事長 岡島 靖訓さん(右)
(新川一東、新川一西、新川一南、新川一北、越前堀一、越前堀二、霊岸島一、箱崎)
「元々、永代寺(富岡八幡宮の別当寺)はこの辺にあったんだよ。だから富岡八幡宮の氏子なんだよ」。永代橋を渡って中央区へ入った新川周辺地域を束ねる第七部会の関 三喜雄会長と岡島靖訓幹事長は微笑む。「七部会の中でも新川などが入る京橋エリアと、箱崎が入る日本橋エリアとあるけれど、みんな結束力を持って取り組んでくれている。部会としては本当に仲が良いんじゃないかな」とも。町名として残る「新川」は、元々このエリアを流れる川で、江戸期は上方より下ってきた酒樽が、ここを中継地として、関東一円に運ばれたため、多くの酒問屋で賑わったという。
「東京大空襲の残土で新川を埋め立てたんですよ。酒問屋も少なくなったけれど、最近は人口も増えているし、一度お神輿を担いだ人は必ず戻ってきてくれるよ」。総代は32名。昨年新しい総代が8名増えたという。商人の街は、少しずつ新しい装いへ江戸の誇りを受け継いでいっている。
お祭り・神輿連合渡御の当日、七部会は特に忙しい。「午後からのお神輿のスタート地点になるからね。駒番(お神輿を担ぐ順番)ごとに道路を区切ってね。お神輿によって大きさも違うから、単に53に区切ればいい、というわけにもいかないんだよ」と岡島さん。その他にも警察・消防への警備の依頼や仮設トイレの準備など、祭りの下支えとして多くの準備が、「神輿を担ぐ」以外の部分でも課せられている。「やっぱり53基のお神輿が永代橋を渡っていくのを見届けるとホッとするね」。威勢のいい、伝統の祭りはこうした陰の尽力があってこそ成り立つ。
どちらかといえば小ぶりのお神輿で構成される、という七部会。「みんな元気だからね、みんなの息が合ってくるとお神輿を放り投げるんだよ」と岡島さん。なんでもお神輿をもみさし(下に下げて、上に掲げる)した後、頭上に投げるという瞬間があるそう。担ぎ手の息がぴったり合うからこそできる技。この夏は一体何度お神輿が宙に舞うことだろうか。
神輿総代連合会
会長 鷲田 信夫さん(右)
幹事長 山﨑 修さん(左)
今年の1月号から半年に渡りお届けして参りました本企画。どの部会の方々も、ご自身の部会に誇りを持ち、またしっかり統率が取れていることに自信を持ってらっしゃることをお話しすると、「みなさんにちゃんと伝わっているようで良かった」と、神輿総代連合会・会長の鷲田信夫さんと幹事長の山崎修さんは安堵の表情を見せた。「それぞれの総代、それぞれの部会が、決まったことをしっかりやってくれれば」とも。富岡八幡宮神輿総代連合会の全部会を束ねる立場として、8月13日の当日まではまだまだ気が抜けないのが本当のところのようだ。「関係各所への打ち合わせなど、段取りが残っているからね。7月下旬に捨て看板や歩道橋の懸垂幕の設置、ポスターの掲出なんかが済むと『いよいよだな』って思いますね」。一つひとつ打ち合わせや段取りを積み重ねながらいよいよその日がやってくる。
当日、連合会幹事のみなさんは祭り全体の運営・監督に当たる。「連合渡御では、ちゃんと53基が永代通りを行くかを見守ったりね。だから自分のところのお神輿は、連合渡御が終わってから、町会に戻って肩を入れる感じかな」。責任ある立場だからこそ、「血が騒ぐ」だけでは終われない「伝統を守る」という役目も担っている。渡御の当日は、担ぎ手の半纏や白足袋は揃っているか、「わっしょい」の掛け声で担いでいるかなどを確認する。「統制の取れた深川祭りの伝統を守らないといけないからね。でも、お祭りを楽しくやってほしいから、そのさじ加減が難しいよ」とも。3年に一度の大舞台まであとわずか。「いやぁ、ほんと、何事もなく、無事に終わってほしい」と鷲田さん。深川に生まれ、深川を愛し、深川で生きる人たちの血がたぎる1日。間もなく。