インタビュー
総代さん、本祭りの意気込み、教えてください!
2026年、いよいよ8月は富岡八幡宮例大祭!三年に一度の「本祭り」です。
神輿連合渡御が行われ、54基のお神輿が並びます。
というわけで、神輿総代のみなさんにお話をお伺いします。
神輿総代連合会 一部会
神輿総代連合会 一部会
会長 小宮山和男さん
一部会:富岡一丁目・二丁目、門前仲町一丁目・二丁目、永代一丁目・二丁目北・二丁目南、福住、佐賀町
若手の意見もどんどん取り入れながら
よりよい祭りにしていきたいね
富岡八幡宮のお膝元、一部会の会長を務める小宮山さん。「今回初となる大祭の会長という立場に気を引き締めているよ」と力を込めます。この地で商売を営む重鎮が多い一方、会社勤めの若いメンバーも増えている一部会。「若い人の意見を積極的に聞いて、責任ある仕事を彼らにまかせ、時代に合わせて進化しながら祭りの歴史と伝統を継承していきたいね」。
そんな若手が主役となる恒例行事が「浴衣合わせ」。「毎回150人もの若手が町ごとの浴衣を着て一堂に会する様子は圧巻だよ。ここで結束力と気運を高め、本番に臨むんだ」。かつては血気盛んな若手同士のトラブルを防ぐための会でしたが、今では、大祭への意気込みを披露する決起集会の役割を果たしているそう。
宮元を擁する一部会の大切な仕事のひとつが、大祭当日の集合の誘導。「トラックでやってくる町会もあれば担いでくる町会もある。朝6時頃から、集まってくる神輿を、駒番通りに整列できるよう誘導するんだ。若手とも協力し合ってミスなく行いたいね」と意気込みを語ってくれました。見どころは?との質問に「担ぎ手の気運が最高潮となる仲町交差点と、40年ぶりに修復を終えた福住の神輿かな」とのこと。お見逃しなく!
神輿総代連合会 二部会
神輿総代連合会 二部会
会長 吉永睦美さん
二部会:木場二丁目(下木場)・木場三丁目(中木場)・木場五丁目・冬木町・深川一丁目・深川二丁目南・深川二丁目北
和を大切に、心をひとつにして
「正々堂々たる神輿渡御」をやるつもりだよ
伝統ある神輿総代会二部会で、2023年の本祭りから会長を務めている吉永さん。前回の経験を活かし、さらなる二部会の発展に努めたいと力を込めます。「今年は木場五丁目町会で、約40年ぶりに大・中・小の神輿の大修復を行ったんだよ。本祭りに向けて気持ちをひとつにして素晴らしい連合渡御が行えるよう、7月にはお披露目会と祝賀会、8月15日には担ぎ初めを計画しているよ。ぴかぴかになった神輿もぜひたくさんの人に見てほしいね。神輿総代の掛け声は和っしょい(和をしょう)だから、二部会総代の和を繋ぎ、祭りに向けて円滑なコミュニケーションを図るため、さまざまなイベントもやっているよ」とにっこり。
8月14日の夜には、本祭りの恒例となっている、神輿に灯りをともした弓張り提灯を付けた「宵宮神輿渡御」を二部会主催で計画しているのだそう。「提灯をつけた神輿が夜の街を練り歩く様子は幻想的で、そりゃあ美しいよ。2日後の連合渡御に向けて、皆の気運は最高潮を迎えるよ」と顔をほころばせます。今年も、先代会長がよく言われていた「正々堂々たる神輿渡御」を行いたい、と力を込める吉永さん。大祭での姿に乞うご期待です!
神輿総代連合会 三部会
神輿総代連合会 三部会
会長 進藤孝さん
三部会: 東陽一丁目・東陽二丁目・東陽三丁目・東陽四丁目・東陽五丁目・千石一丁目・石島・扇橋一丁目
さらなる祭りの発展を願って
新しい人との交流を深めていきたいね
新築マンションやオフィスビルが多く立ち並ぶ東陽町を中心とする三部会の会長を務める進藤さん。「企業の人や若い人とのコミュニケーションをうまくとり、深川が誇る祭り文化を伝えていきたいね」と、神輿の担ぎ方練習会を頻繁に開催するなど、新しい人たちも祭りに参加しやすい環境作りに心を砕いています。「神輿を初めて触りました、というような人も参加してくれてうれしい限りだね。水をバサッとかけられる深川祭りは、メイクが落ちて女性は参加しづらいなかで、近年では女性の参加者も増えているよ」と嬉しそうに話します。同時に「交通量も増えてきているから事故のないように、そして三部会は八幡様からちょっと遠いから、連合渡御が終わって帰ってきてもばてないように気をつけながら祭りを盛り上げたいね」。
7月には10カ町の会長、睦の若手など約100名が集まり、決起集会を予定しているのだそう。「私が最後に北島三郎の『まつり』を歌いだすと、みんなで『ワッショイ、ワッショイ』のかけ声で会場の周りを仲よく回り始めるんだよ」と笑う進藤さん。そうして気運を最高潮に高め、16日の大祭に挑みます!
神輿総代連合会 四部会
神輿総代連合会 四部会
会長 堀川政芳さん
四部会:牡丹町一丁目・牡丹二・三丁目・古石場一丁目西・古石場一丁目東・古石場二丁目・古石場琴平・越中島・深濱
しんがりの深濱神輿がかっこよく町会に戻り
観客に楽しんでもらえるよう議論を重ねているよ
54基の神輿のなかで最大の深濱神輿を擁する四部会の会長である堀川さん。「伝統的に一番大きな深濱神輿がしんがりを務め、駒番は同じ部会でひとつのブロックに固まるのが通例なんだけど、今回はしんがりの深濱と他の神輿が遠く離れてしまうことになったのが懸念点だね。最後に深濱神輿がいかに見栄え良く富岡八幡宮に戻り、町会の方に楽しんでもらえるか、議論を重ねているところだよ」と話します。
地域住人のことを第一に考える堀川さん、「子どもがいかに楽しんでこの町に溶け込んでくれるかが一番大切」と、毎年祭りの時期には屋台が立ち並ぶフェスティバルを開催するなど、子どもが主役となるイベントを実施。そんな町会あげての尽力のもと、堀川さんの地元・牡丹二・三丁目町会では、100人ほどの子どもたちが子ども神輿に参加しているそう。同時に「若睦の力があってこそ神輿があがるから、若手に頑張ってもらえるよう彼らとの交流にも力を入れ、コミュニケーションを密にとっているよ」。
町会出発時と到着時に盛り上げてくれる辰巳太鼓、そしてかつて漁師が多かったことから、鯛や平目の彫りがある深濱神輿、八棟型の牡丹二・三丁目の神輿など、意匠をこらした四部会の各神輿の装飾も要チェックです!
神輿総代連合会 五部会
神輿総代連合会 五部会
会長 石塚永次さん
五部会: 豊洲・枝川
住人全員が気持ちよく過ごせる環境作りに奔走中
2町会だけど他部会と同じパワーと志で挑むよ
新しいマンションが立ち並ぶ豊洲と枝川の2区町会から成る五部会を率いる石塚さん。「人口が増えている地域だから、今後ますます新しい仲間が増えると期待しているよ」と話します。「お祭りに興味があるんだけど、どうすれば参加できますか」という声も多く、「6月からは両町会で週を違えて毎週神輿の担ぎ方練習会を開催するよ。練習会で一緒に担いで最後に一緒にお酒を飲めばこっちのもの。笑。『次は〇日だから来るんだよ!』というと担ぎに来てくれるね」と、新しい若いメンバーを着実に増やしています。
通常は総代だけの定例会も、5月からは本番に備えて睦の役員にも加わり、近隣住人に配慮したルール決めなど、話し合いを重ねています。「参加してくれる人には楽しく担いでもらい、参加しない人にも温かく見守ってもらえるような祭りにし、伝統ある祭りを次の世代に渡していくのが我々の役目だね」。
連合渡御が終わり、町会に戻って巡行する際は、バギーを押す若いママや犬を連れた住人が寄ってきてくれるなど、このエリアらしい風景も。「五部会は2町会だけだけど、ほかの部会と同じパワーと志を持って本番に臨むよ。そこのハートを見てもらえると嬉しいね」。
神輿総代連合会 六部会
神輿総代連合会 六部会
会長 海老原雅巳さん
六部会: 白河一・白河二・白河三・平野一・平野二・平野三・三好一・三好二・三好三・四・清澄一・清澄二・清澄三
祭りの歴史と伝統を守り、
次世代に継承していくのが我々の役目だね
80名からなる六部会のトップを務める海老原さん。「六部会は、深川地域の中心に広がり、歴史的な街並みと新しい暮らしが調和したエリア。防災活動や地域行事を通じて、住民同士のつながりも大切に育まれた、伝統と新しさが心地よく交わる深川らしい町だね」と語ります。連合渡御の休憩場所である深川資料館通りを有する部会でもあり、その設営も六部会の大切な仕事。「大きさや担ぎ手の人数に合わせて、神輿の停止位置の線引きや区分け、トイレの設置などスムーズに進む設営を心がけているよ。木々が生い茂るなかお寺が点在し、近代的なギャラリーやショップも立ち並ぶ資料館通りで54基が休憩する様子はなかなか見ものだよ」。
今年は清澄一丁目の神輿が復帰し、六部会として神輿12基が渡御に参加します。「久しぶりの参加だから覚悟を持ってやってくれると期待しているよ。良い意味でプレッシャーも感じながら楽しくやってくれればうれしいね」。
若手が多い六部会を率いる会長として、また神輿総代会の一員として「地域の誇りである伝統文化を守り抜き、未来を担う世代に確実に継承していくのが我々の責務」と力強く語ってくれました。
神輿総代連合会 七部会
神輿総代連合会 七部会
会長 八木利昌さん
七部会:新川・箱崎
七部会は江戸三大祭りに囲まれた〝祭りエリア〟
来年の400年祭に向けて士気を高めていきたいね
富岡八幡宮の氏子で唯一中央区に位置する七部会の会長を務める八木さん。「七部会は、日枝神社、神田明神にも近く、言わば江戸三大祭りに囲まれた場所。だからお互いに注目するし、担ぎに行ったり来たりし合うんだよ」。越境してくる担ぎ手も多い一方で、新しいマンションが次々と建ち人口が増えてきているため、今後の祭りの体制は変わってくると思う、と話します。
「新しい人にも祭りに興味を持ってもらいたいから、地元の明正小学校と連携して、祭りの前には神輿を学校に持ち込んで子どもたちに担いでもらっているんだ。未来の担ぎ手になってもらえたらうれしいね」。同時に大人向けの担ぎ方講習会も行い、新しい住人と共創していく体制作りに尽力している八木さん。地元の人を中心に、新しい人、越境してやってくる担ぎ手と協力体制を築き、連合渡御をスムーズに進めるために奔走中です。「門仲の交差点や永代橋の手前など、見せ場となるポイントでは誰もが先頭を取りたがるから、順番に交代するなどルール作りと事前周知を徹底し、色々なことに注意しながら運営しているよ。熱中症対策を徹底し、士気を高め楽しい祭りになるよう盛り上げていきたいね」。
連合会
神輿総代連合会
会長 山形和一さん
全54基の神輿が無事巡行するには皆の協力が不可欠
祭りに携わる誰もが楽しく無事故で終われるよう
各部会と連携を取りながら奔走中
本祭りの運営の指揮をとる連合会のトップを務める山形さん。深川生まれ深川育ち、子どもの頃から祭りとともに生きてきた生粋の深川っ子です。総代として祭りの中枢を担って29年、今回の本祭りで連合会の会長に就任しました。
「全部で54基もの神輿が8キロ以上を巡行する連合渡御は、全神輿が連なると500mほどにもなるんだ。警察、消防、議員の方々、地元の方々の助けなくしては開催できない一大行事だから、祭り全体を取り仕切る立場として、携わってくれる皆がルールを守り、楽しく終われる祭りにしたいね。交通ルールやアルコール禁止など、警察からのお達しを改めて徹底し、皆が怪我をすることなく笑顔で町会に戻れるよう、各部会の総代と会議を重ねているところだよ」と会長としての想いを語ります。
連合渡御の当日は、神輿が富岡八幡宮を出発する際、祭りの成功を祈願して、盛り砂を蹴る「砂けり」を担うのも会長の役割。大迫力の連合渡御の前に、宮司が祝詞を奏上し、木遣りの掛け声、花火の打ち上げと共に執り行われる厳かな出発式も見どころのひとつです。「最初で最後の会長としての大役を、気合を入れてやり遂げたら、深川が誇る祭りの歴史と伝統を絶やすことなく継承していけるよう、スムーズに次世代にバトンを渡したいね」とにっこり。近年ではくじ引きで決める駒番ですが、今年は、宮元(富岡一)が初番を引き、最後尾は深濱の神輿という伝統回帰の駒番になった点にも注目です!
Blu-ray&DVD 販売のおしらせ
サンプル映像:富岡八幡宮例大祭 各町神輿連合渡御(2023)

「令和八年 富岡八幡宮例大祭 各町神輿連合渡御 生中継ダイジェスト(総集編版)」
価格:5,500円(税込み)
大迫力の連合渡御の様子をダイジェストでお届け。出発から永代橋、そして門前仲町、富岡八幡宮前、選りすぐりの映像を収録します。
各部会版も販売決定!(10月販売開始予定)
後援
富岡八幡宮神輿総代連合会
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